院長インタビュー・スタッフ紹介｜秦野市の歯医者「あすなろ歯科」

（藤井）　ありがとうございます。ここは駅から離れているため、「なぜ？」と思われても仕方ないですね（笑）　立地としては、駅に近いほうが有利なのでしょうけれど、私はいかに患者さんのストレスを軽減するかを優先して決めました。

歯医者に行くということは、「歯が痛い」「虫歯になりたくない」など、何らかのストレスを感じていらっしゃるはずです。そのストレスを、広いスペースを確保できるこの地で、ゆったりとした気持ちで受診することで解消してもらいたくて選びました。

（藤井）　歯科医院に対して、「痛い」「怖い」といったマイナスイメージをお持ちの方は多いと思います。できれば行きたくない場所なのに来院されたということは、何らかの主訴があるはずです。ですので、まずはなぜ患者さんが来院されたのか、一番お困りの点は何なのかということを掘り下げて考え、患者さんの希望を正確に読み取るようにしています。

そして、「痛い」「怖い」といったマイナスイメージを少しでも軽くできるよう、なるべく痛くない治療を心がけています。たとえば、表面麻酔の方法。ただ麻酔を塗っただけでは麻酔の効果はすぐには現れないんです。表面麻酔をしてすぐに治療に移ることもできますが、それではせっかくの麻酔の意味もないし、患者さんに痛い思いをさせてしまいます。麻酔を塗ったら少し間を置いて乾燥させて、麻酔の効果を少しでも現れやすくしてから治療に移ることで、患者さんの痛みを軽減しています。

（藤井）　「痛い」「怖い」といったマイナスイメージを持ったままでイヤイヤ通っていただくのではなく、良好な口腔内環境を維持するため、虫歯などになった場合にも早期発見・早期治療につながる、「安心」のために通っていただける医院にしたいと思っています。

たとえば、歯並びを整えるために矯正装置を装着すると、歯みがきが難しくなるために虫歯になりやすくなります。歯の動きをチェックするという目的で月1回の来院をするのは面倒くさいと感じる方も多いかと思いますが、その月1回のメインテナンスのときにフッ素を塗ることで、虫歯を防ぐことができるのです。

予防をすることで、削ったり、抜いたりという、患者さんにとって負担の大きい治療をせずにすみますので、予防を重視した診療スタイルの医院を目指したいと思っています。

（藤井）　よく患者さんから、「お父さまも歯医者さんなのですか？」と聞かれるんですが、実は、家族に医療従事者は一人もいない家庭に育ったんです。だからこそ、「医者はこうあるべきだ」などといったプレッシャーや固定概念に囚われることなく、興味を持った分野を学びたい、という素直な気持ちで大学での学業に取り組めたのかなと思っています。

同様に、患者さんにも歯科のこと、ご自身の口腔内のことに興味を持ってもらいたいと思っています。親に虫歯がなければ子供にも虫歯ができにくい、ということをご存知ですか？　こういうことに興味を持ってもらうだけでも、予防に一役買うことになります。特にお母さんには歯のことをきちんと知ってもらい、お子さんの歯をしっかりと守ってあげてほしいと思います。

このようなお話は、カウンセリングの中でも触れていきたいと思っています。何か聞きたいことがあったら、遠慮なく質問していただき、予防に役立てていただきたいですね。